今回はテニス肘です。
上の写真左が患側ですが、小さい骨片が写っております。
一件目の病院ではレントゲン撮影の上テニス肘との診断を受けましたが、痛みが続いた為、スポーツに強い病院にてMRIを撮影したとこと、上腕骨外側上顆の剥離骨折と筋断裂がありました。
エコーでも確認できました。また手首を曲げる筋肉の断裂も確認できました。
とてもめずらしい症例なのですが、単純なテニス肘といえどもしっかりと診察しなければならないと肝に銘じられました。
こちらのケースの場合、手術が適応だと思いますが、痛みがあまり強くないので保存療法を希望されております。
当院では超音波治療がとMPS(筋膜性疼痛症候群)の治療がメインになります。
指の伸筋(のばす筋肉)と手首の伸筋に超音波治療器を当てて3~5分照射します。
超音波治療にはコツがあるのですが、多くの治療院では半分の出力(1ワット)ですが、当院では最大出力2ワットで施術しております。
出力を上げることで、効率よく患部に超音波を照射できます。音波痛という骨の痛みや熱さがリスクなのですが、そこはコツがあります。
テニス肘は治療以外にも日常でのケアが重要で、手首のストレッチと握る筋肉を強化して頂きます。
どんな治療をしても、痛みを抱えながら痛む原因の動きをしてしまうと、快方に向かうことが少ないので、2~3週程度休んで頂く事もあります。
私もテニスをしていたので、テニス肘に関しては理解をし易いケガの一つです。
お早めにご相談下さいませ。