膝の痛み

こんにちは

今回は膝の痛みのお話を。

膝の怪我は種類が多く今回は大まかにご説明致します。
痛む場所、シーン別に分けて、頻繁に遭遇する症状をご紹介します。

【 痛む場所 】

膝の外側
 
腸脛靭帯炎 

  股関節の筋肉から膝の関節をまたいで走行する靭帯です。
  膝を繰り返し曲げ伸ばしすると、太ももの骨と靭帯が擦れて炎症を起こします。

治療
  発症初期は炎症を抑えるのに超音波治療、電気治療にて消炎鎮痛処置をします。
  同時に臀部の筋肉、腸脛靭帯のストレッチや、マッサージ治療を行います。

膝の前
 
オスグット・シュラッター 

  スポーツをしている成長期のお子様に多いです。
  脛骨粗面というひざ下の出っ張りの部分に太ももの筋肉が付着します。(厳密にはもう少し複雑なのですが)
  成長中の骨が太ももの筋肉の張力に負けて、脛骨粗面が剥がれたり、腫れてしまいます。

治療
  痛みが強い時は安静にしましょう。
  オスグット用のサポーターをして軽い運動からはじめます。
  多くのお子さんは太ももの筋肉が硬いので、ストレッチを指導します。
  骨折治療に使用する超音波治療器を2日に一回、ないし毎日行います。
  
  成長期の怪我で一番問題なのは焦る事です。
  運動が出来ない不安感から痛みを我慢して運動をしてしまいます。
  一番の治療はカウンセリングです。

膝の内側

変形性膝関節症
  説明不要なほど、患者さんも詳しいとおもいます。
  膝の軟骨が減り、太ももの骨とひざ下の骨が当たってしまい、関節が炎症したり、
  骨のトゲが出来たりします。 
  
治療
  炎症や痛みが酷い場合は膝の専門医を紹介しております。
  人工関節に変える以外は根本的な治療法は無いと思います。
  しかし、これ以上悪くならない様に予防をしなければなりません。
  運動療法や電気治療を併用し、太ももの筋肉や股関節の筋肉を強化しましょう。 

半月板損傷 膝内側側副靭帯損傷 前十字靭帯損傷
  膝の内側が多いのですが、サッカーやラグビーなどのスポーツで多いです。
  半月板単体での怪我ならまだしも、内側側副靭帯や前十字靭帯損傷と共に受傷する事が多いです。
  前十字靭帯断裂の場合は手術の場合が多いです。
  膝の専門医を受診して頂きます。
治療
  怪我の程度により様々です。
  筋力強化が基本になります、EMSという電気を使用した筋肉の萎縮を予防しつつ、
  トレーニングをして頂きます。

その他

ベーカー嚢腫:膝の関節を保護するクッションが腫れてしまう。
       膝の専門医の受診を勧めますが、治療法はあまり無いようです・・・  

上記の怪我が日頃遭遇する例です。

多くの場合は予防出来ると思います。
筋肉強化など本格的なことまでしなくても、筋肉を意識して過ごすだけでも違います。

当院は筋肉の反応を確かめて治療する電気治療器のテクトロンなどが有ります。
腱や筋肉の硬さをゆるめる超音波治療器を使用した治療、マッサージ治療など、各種ご提案できます。
アスリートから、どなたでも体験できますのでご相談下さい。      


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